この度、「価値交換工学」の研究者である中條麟太郎氏(学際情報学府 博士課程1年)、Ari Hautasaari特任准教授(情報学環)らによる論文「フリマアプリでの商品説明文の作成における人・AI協働の基礎検討」が、電子情報通信学会において「ヒューマンコミュニケーション賞(HC賞)」を受賞しました。「ヒューマンコミュニケーション賞」は、当該学会のヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)が授与する賞の中で最も権威の高い賞となります。
受賞した研究は、メルカリ・東京大学の包括連携プロジェクト「価値交換工学」の一環として行われたもので、藤原未雪さん(mercari R4D Lab リサーチャー)と共に、3人での受賞となりました。
本論文は、2025年1月に「MVE賞」を受賞しています。今回の「ヒューマンコミュニケーション賞」は、MVE研究会を含むヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)に属する多数の研究会・推薦論文の中から、さらに厳選された論文に贈られる賞です。
2025年12月10日(水)~2025年12月12日(金)に行われるHCGシンポジウム2025 – 電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループにおいて、授賞式が予定されています。
「人・AI協働」のアプローチは、単なる作業の効率化にとどまりません。デジタルツール利用のハードルを下げ、言葉の壁や表現の負担を乗り越えることで、誰もが主体的に「伝える喜び」や「価値交換」に参加できる可能性を示しています。RIISEでは今後も、技術と社会の調和を探求し、インクルーシブな社会の実現に向けて、研究開発を推進してまいります。
受賞名
電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループ
HCGシンポジウム2025 ヒューマンコミュニケーション賞
受賞者
藤原 未雪(mercari R4D Lab)、中條 麟太郎(東京大学大学院学際情報学府)、Ari Hautasaari(東京大学大学院情報学環)
発表タイトル
「フリマアプリでの商品説明文の作成における人・AI 協働の基礎検討」
関連リンク
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